４年前に結婚して「岡田」になりましたが、仕事、仮説は旧姓の「松村」でしています。 　現在１児の母。大阪市立大隅東小学校に勤務。新任の時から９年同じ学校に勤めています。当時は５，６年は持ち上がりが主流で、５年生をもっていたので、４転（市内は新任は4年で転勤してもいい）せず、7年目の転勤の時期に妊娠がわかったので残留することになり、育休が終わってこの9月に復帰して、9年に至ります。 　通勤時間は１時間４０分程。奈良から東淀川区（大阪市の北のはし）まで行っています。奈良（夫の実家の隣）に引っ越す前は、学校からチャリで20分くらいのところに住んでいたので、すごいギャップに戸惑いましたが、だんだん慣れてきました。 　今は育児時間をもらっていて、朝は2時間目から、帰りは定刻より30分前に出ています。仕事は4年の音楽専科と、今年、新任の人が来たので、研修に行ったときの補助、からスタートしましたが、私の前の講師の人が、あまりにも少なすぎる、もう少し何か持ちたい、ということで、2，3，4，6年の図書と養護学級の子の国語の補助も持つことになりました。しかし、後期（うちの学校は時間割が前期後期制で10月から後期）からは2，3年は音楽になりました。

仮説の出張授業

　一見、仮説の授業書は出来ないような環境ですが、そこはなんとか、もう9年もいるので多少遠慮なく言えるようになってきていて、3年で1クラス、＜空気と水＞を、6年の1クラスで＜おかねと社会＞をさせてもらってます。これからも少しずついろんなクラスに仮説の出張授業をしにいくつもりです。わりと自由にできる雰囲気なのでやりやすいです。

こんなたのしい勉強の仕方があったのか！

　今のことはこれくらいにして、仮説に出会ったことのことを書きます。 　当時は5年の担任で、理科の授業にはほんとに困っていました。国語や算数はどうにかやっていましたが、理科や社会はどうしていいかわからず、平気で時間割から削っていました。今思うと、よく問題にされなかったなと思います。 　そんな困っているところに、「楽しい授業体験講座」の案内が届きました。しかし、案内をチラッと見ただけで、どうせ行っても大して収穫はなさそう、と勝手に決めてそれっきり忘れていました。そこに蔵本恵津子さん（現在、大原さん）から連絡が来て、一緒に行ってみない？と誘われたのです。全く知らない会に一人で行くのは気がひけるけど、恵津子さんも行くなら、と一緒に行くことにしました。行ってびっくり！こんなたのしい勉強の仕方があったのか！こんなに一生懸命取り組んでいる人がいるんだ！そのときの講師の井上勝さん、伊藤正道さん、福嶋昭雄さんにすっかり感動してしまいました。

仮説なしに教師の仕事は考えられません

そして、こういうの勉強するサークルみたいなのありませんか？と確か蔵本さんが言って、新大阪サークルが誕生することになったのです。 　しばらくしてから新大阪サークルだけでなく、もっといろんな人の話が聞けたら、と思って、なわてサークルにも参加させてもらうようになりました。なわてサークルはいろんな人がいて、いろんな話がきけて、すぐ役に立つことや、自分の知識が増えることも教えてもらえるし、満足度はかなり高いものがあります。 　今では、仮説なしに教師の仕事は考えられません。また、ふだんの生き方でも仮説の考えに助けられてる部分がたくさんあります。もう仮説を知って、始めて、8年になります。なかなか自分のことばかりで、みなさんのためになるようなことはできませんが、これからもどうぞよろしくお願いします。（松村）

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仮説の授業書が出来ないような環境なら、こちらから少しずついろんなクラスに仮説の出張授業をしにいこうなんて、すばらしい発想ですね。うらやましいです。
「こんなたのしい勉強の仕方があったのか！」と感動するあたり、感受性が鋭いんですね。さすが！
「仮説なしに教師の仕事は考えられません。」と言い切る松村さん。すごい！

この人物紹介は編集をしながら、「へ〜」と思うことばかりで楽しいです。（笠井）